○○クリニック
病院のこと、ペットのこと、病気のこと
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よくあるご質問をあらかじめQ&A形式で載せています。
随時更新致しますので、チェックしてみてください。



病院概要・診療内容・業務内容など
きたむら動物病院はどんな病院ですか(※対応不可項目を追加しました)
理学療法(レーザー治療・電気鍼治療)について
遠方ですが皮膚病の治療を希望したいのですが
内分泌外来について
お薬の処方、調剤について   
診療費について
往診について
エキゾチック動物について
お預かり業務について 
ワクチンについて
時間外の診療について
トリミングについて
ペット保険について
電話・メール相談について


ペットについて
子犬・子猫が家に来たとき
ワクチンの重要性
ペットフードと手作り食どちらがいい?


病気について
デキモノがある
口がにおう?
水をよく飲む?
目が赤い?
咳をしている

診療内容・時間外・往診・預かりなど

Q きたむら動物病院はどんな病院ですか?

A 当院は、一般的な診療およびワクチンやフィラリア症、ノミマダニ症
 などに対する予防医療、および主に子犬などの幼少期の「お付き合いの
 仕方」のご相談など、動物病院として基本的な診療内容と
 「犬猫の皮膚病外来・内分泌外来」を併設し、飼い主さんとの十分な
 お話し合いの上、積極的に取り組むよう努めています。

 鳥類やうさぎ、モルモットや爬虫類などの「エキゾチックアニマル」に
 関しては、専門的な知識および技術を要するため、「動物病院 うずら堂」
 さんをはじめとした他院をご紹介します。

 獣医療的には、犬と猫の内科全般、皮膚科、内分泌科、呼吸器科、
 循環器科、消化器科、泌尿器科といった内科領域や慢性疾患の診療や、
 理学療法などを中心とした病院です。
 
 医療設備においても、顕微鏡検査やレントゲン検査やエコー検査、
 通常の血液検査といった一般的なもの以外に、院内にて内分泌系検査
 (甲状腺機能検査、副腎機能検査、黄体ホルモン検査)、炎症タンパク
 (CRP)測定、眼圧測定、血圧測定なども可能です。

 手術に関しては、以前はできる限り対応しておりましたが、当院は
 獣医師1名でできることに限りがあるため、2021年より手術は
 積極的には行わず、対応可能な病院をご紹介することにしました。

 具体的には、猫の去勢避妊手術、犬の去勢手術、局所麻酔で可能な
 範囲の手術等は対応し、犬の避妊手術その他、他院のほうが動物に
 とってより良いと判断した場合はご紹介します。


 できるだけリラックスした、話しやすい雰囲気づくりができるように、
 スタッフ一同努めています。


 動物の診療を通して、飼い主さんに、「安心」と「信頼感」を持って
 頂ける病院となれるよう、スタッフ一同頑張ります。


 対応不可項目は現在のところ以下の通りです。
 それぞれ、希望の場合は他院を受診下さい。
 (当院で希望されても他院を紹介致します。)
 
 外科系・要全身麻酔処置
 「猫の避妊去勢や犬の去勢ならびに局所麻酔の手術」以外の手術
 出産対応・帝王切開術
 子犬の美容的処置(断耳・断尾など)
 爪抜き手術
 声帯除去術 
 内視鏡を要する処置・検査
 CT・MRI撮影検査
 
 ※その他、当院が対応できない手術はすべて他院を紹介します。

 内科系
 抗がん剤治療希望の方(他院を紹介します。) 
 
 その他
 犬猫以外の診療
 凶暴・咬むなど危険な動物の診療
 時間外診療
 メール・電話相談

 


Q 理学療法(レーザー治療・電気鍼治療)について

A ワンちゃん猫ちゃんにも、関節炎などによる痛みやじん帯の痛み、
 神経痛、
などによる歩き方の異常・ぎこちなさ、痛みや違和感、
 触られるのを嫌がる、使うことを嫌がり筋力が低下してくる、
 散歩を前ほど行かない、などといったような「慢性的な痛み・違和感」
 をうったえる子が多くなりました。
 
 単に、年齢的な筋力低下でもそうなのですが、「身体や関節などが
 かたくなる・こる」といった症状は実に多いと感じます。

 

 当院では、そういった、慢性的な痛みや違和感に対しての理学療法を
 積極的に行っています。

 「トシだから」ということが多いのはもちろんなのですが、「トシ」の
 ペットさんもやはり理学療法をしてあげると、散歩に積極的になったり、
 元気になる子がいるもので、多くの飼い主さんからご好評を頂いております。
 
 当院で行うものは以下の通りです。


 レーザー治療(ワンちゃん・猫さん)
 (東京医研 スーパーライザー LED Super)
 (富士SLI ダイオードレーザーDOUBLES

 外科手術に使うレーザー機器ですが、レーザー治療器として血流改善・
 疼痛緩和・創傷や神経機能回復などに使います。
 1回に15分ほどの照射を行います。
 照射すると「温かく」感じますので、ペットさんにとって「気持ちいい」
 治療になります。
 
 

 
 
 低周波治療器による電気鍼治療(ワンちゃん)
 
 おもに頸部椎間板ヘルニアなどによる痛みの緩和や、椎間板ヘルニアなど
 による麻痺の症状に対して低周波治療器にて治療を行っています。
 1回の施術は15分です。


   

 (レーザー治療と電気鍼治療を同時に行っているワンちゃん)

 ただし、この治療は、完全麻痺からの回復を期待するものではありません。

 機能回復する可能性があるかどうか適応の症状が限られますので、治療適応
 かどうかを慎重に見極めて行っています。

 症状により、上記の治療を組み合わせて行うことがあります。
 理学療法をご希望の飼い主さんはスタッフにお問い合わせください。

 

 


Q 遠方ですが皮膚病の治療を希望したいのですが

A 当院では、ワンちゃんの皮膚病診療を希望される遠方の方がおられますので、
  以下の要領で診療をすすめています。

1 お電話いただき、皮膚病用問診票をFAXします。FAXが無い方は御来院時、
  皮膚病用問診票の記入をお願いします。

2 初診は当院まで御来院いただきます
  皮膚検査や血液検査等、必要な検査を順次行います。
  初診を御来院されずに治療はできませんのでご了承下さい。

3 治療方針や処方が決定次第、お薬をや外用薬など当日お渡し可能なものは
  お渡しします。

4 当院での継続治療が必要な場合、メールアドレスをお渡しし、経過を
  デジタルカメラ等で撮影し送っていただきながら治療します。
  かかりつけの動物病院様でも対応可能な皮膚病の場合は別途指示いたします。

5 当院の継続治療が必要な皮膚病で、経過観察が必要な場合は、可能で
  あれば通院していただいておりますが、遠方の場合通常は数ヶ月〜半年に
  1度の再診をお願いしています。
  あるいは地元のかかり付けの動物病院にて内蔵機能の血液検査等をお願い
  する場合などケースバイケースで指示しています。



Q 内分泌外来について


 当院では、病院内にて「甲状腺ホルモン測定」「コルチゾール測定(副腎機能検査)」
 「プロジェステロン測定(黄体ホルモン測定)」が可能です。
 「甲状腺機能低下/亢進症」
「副腎皮質機能低下/亢進症」などの診断に有用です。


 甲状腺や副腎の病気についての獣医学的な詳細は長くなるためここでは
 書きませんが、内分泌(ホルモン)病は毎日一緒におられる飼い主さんでも
 見過ごされやすい病気が多く、

 特に6−7歳あたりの中齢以上のワンちゃんで、
 「最近老けた気がする」「散歩行ってもすぐ帰りたがる」
 「食べる量を減らしてるのにぽちゃっとしてやせない」
 「さわるとあぶらっぽい」「毛が薄い・巻き毛になった」
 「普通のワンちゃんよりいやに大人しい」

 「水をよく飲むし、おしっこもなんだか多い」などの症状がある場合、
 
 猫さんでは
 「吐き癖のような嘔吐がいやに多い」
 「食べても食べてもガツガツして太らない、やせた」
 「昔よりいやに性格がきつくなった」
 などの症状がある場合など、内分泌(ホルモン)病が隠れている場合があります。

 また、「黄体ホルモン測定」はメスのワンちゃんの排卵時期を調べたり、
 出産の
直前での時期を調べたりといった、妊娠出産計画をよりスムースに
 行うことが可能です。


 ワンちゃんの婦人科系の病気の素因も分かる場合もありますので、
 発情が何年もこない、あるいは発情出血のあとでもないのにオッパイが
 出る、などの症状がある場合、「黄体ホルモン検査」を行うことにより、
 卵巣機能の異常が発見される場合があります。

 内分泌検査は採血で可能ですので、気になる症状がある場合、ご相談下さい。

 尚、上記検査の受託も可能ですので、ご希望の動物病院さんはお問合せ下さい。



Q お薬の処方、調剤について

 
通常、診察後、調剤しおくすりをお渡ししておりますが、飲み薬の
 継続が必要なペットさんで、継続のお薬が必要な場合、お電話にて
 看護師にお伝え下さい。
 
 直接ご来院頂くとお待たせすることがありますので、可能であれば
 午前にお電話を頂き、後ほどご来院頂くとスムーズです。

 特に、粉薬などは調剤に多少お時間を頂きますので、余裕を持って
 飼い主様にお渡しできるよう、ご協力の程宜しくお願いします。



Q 診療費について

 お電話などでお問合せ頂くことが多いのが診療費についてです。
 獣医療法上、広告における料金の明示は禁じられておりますので、
 詳細を明記はできません。
 
 一般外来で多いのは数千円程度ですが、容体や重症度で、検査治療
 の必要性が変わりますので、事前には大まかな予測しかできません。

 特に皮膚病外来では、ホルモン検査や細菌検査など、特殊検査が
 必要なケースが多いため、
検査の必要性に応じて、初診では数千円
 程度から数万円程度まで非常に大きな幅があります。

 
 待合室の掲示板にて、ワクチンや避妊去勢手術などの料金は
 掲示してありますので参考にして下さい。


 なお、診療費に関する飼い主様へのトラブル防止のため、会計において
 分割払いや後日支払いは一切お断りします。

 診療費は、当日現金にて一括、またはカードにて1回または2回のみ
 のお取り扱いとなっておりますのでご了承下さい。


Q 往診について



A 基本的に、当日の正午までにお電話でご予約下さい。

 往診でまかなえる範囲には限りがあります。
 原則的に、ご来院頂いての診療をおすすめします。

 ペットさんの容体により、往診不可と判断する場合もあります。
 
 往診対応時間は、月、火、木、金曜日の12:30-14:00です。

 尚、手術などにより、往診時間であっても対応不可の場合も
 ありますのでご了承ください。

 往診をご希望の方は、往診車を駐車するスペースを確保し
 ていただけると大変助かります。




Q エキゾチック動物について

A 当院は、ワンちゃんネコちゃん以外の「エキゾチック動物」に
 分類される、うさぎ、フェレット、ハムスター、モルモット、
 爬虫類などに関して対応できません。

 当院で対応が難しい動物や症状に関しては、
 「動物病院 うずら堂」さんをご紹介しております。



Q お預かり業務について

 

 
 当院かかりつけの方の付帯サービスになります。 

※この場合の「かかりつけ」とは、以下に定義します。
  
  ワンちゃん:混合ワクチン接種、フィラリア予防などを「当院で」行っている。
        狂犬病予防接種を「当院で」または「高知県獣医師会集合会場」にて
        行っている。        
 
  ネコちゃん:混合ワクチン接種を「当院で」行っている。
        
   犬猫共通:慢性疾患などで定期的に継続通院されている。
  


※かかりつけでない方のお預かりは現在お断りしております。

 お預かりをお断りする場合
 
 犬・猫以外の動物。

 「当院かかりつけ」の患者さんではない方。
  (予防や継続治療などを当院で行っていない方) 


 お部屋がすでに満室や、入院管理などでお預かりが難しい場合。

 3頭以上の複数のワンちゃんの場合。


 あまりにも幼齢、あるいは高齢、健康状態が悪い、等で
 お預かりは不適と判断した場合。


 凶暴、咬むなど、危険な場合。

 院長不在予定の場合。
 
 休診日の、病院指定時間以外を希望される場合。

 その他、病院がお預かり不適と判断した場合。


 1週間以上の長期のお預かりに関してはお受けできない場合や、
 前もって清算していただくこともございますのでご了承下さい。





 ノミ・ダニが寄生している場合は駆除します。
 お預かり中に体調の変化があった場合は必要により治療します。
 それらの治療費は発生致します。


 水曜、日曜、祝日の休診日は事前のお話合いの上時間指定のお返しになります。

 なお、お預かり費用は、チェックインは午前でも午後でも同額です。

 チェックアウトが午後になる場合、半日分の費用が発生します。
 
 費用に関しては、事前にご確認下さい。


 動物取扱業   登録番号 147号
 事業所名称   きたむら動物病院
 事業所所在地  高知市北川添24-27
 動物取扱責任者 北村 英祐
 種別 保管
 登録年月日   平成21年 1月 7日
 有効期間の末日 平成31年 1月 6日



Q ワクチンをお願いしたいのですが?


A ワクチン接種は午前中で極力お願いしています。

 稀なことですが、ワクチンを打った後に副反応(ワクチンアレル
 ギー)が出ることがあります。
 
 接種後、数分〜5、6時間に現れることが多く、翌日までは
 そういった症状が出る可能性があります。

 よく現れる症状は発熱顔面腫脹(顔がボッコリ腫れる)、発疹
 (皮膚が赤くなる、点々が出る)、嘔吐(ひどくゲーゲー吐く)、
 虚脱(グッタリして危険)、注射部位の反応、などです。

 ネコちゃんでは、当日から次の日あたりに、一過性に発熱して
 食欲がなくなったりジッとして全然元気がなくなる、からだを
 触ると熱い感じがする、ということもあります。


 副反応に対する速やかな対応が必要になることがありますので、
 午前中の接種をおすすめしています。


 夜間にワクチンの副反応が発症した場合、対応できません。

 また、ワクチン接種時は診察料はかかりません。
 往診でワクチンをご希望の場合は、往診料は頂きますが診察
 料は不要です。




Q 時間外の診療について

A 当院は時間外診療に関して対応できません。ご了承下さい。



Q トリミングについて

A 当院は、トリミング業務は行いません。
 
   爪切り、肛門腺の処置、足先のバリカンカットなどの簡単な処置は
  可能です。それのみでご希望の場合、動物看護師が対応致します。



Q ペット保険について

A 当院は、アニコム社やアイペット社などのペット保険は提携
 していませんのでそれらの窓口精算はできません。

  ペット保険にご加入の飼い主様については、ご自身で保険会社さんに
  ご請求していただくようになっておりますのでご了承下さい。
  (保険の適応となる金額に違いは生じません。)



Q 電話・メール相談について

  原則として、診療中のペットさんを最優先しておりますので、獣医師が
  診察中に中断してお電話でお話しすることはできません。
 
  よく、お電話などで、ペットの病気についてや、診察を受けたほうが
  いいかどうかといったご相談をいただくことがありますが、原則的には
  診察をした上での判断になりますので、そういったご相談に安易には
  応じられません。

  また、当院が許可していない、メールやFAXによる獣医療相談は、
  誤解や間違いを生む原因になりますので受け付けておりません。


  さらには、飼い主様から、獣医師が電話をかけ直すように求められても
  獣医師が許可しない限り応じません。
 
  特に、まだ当院にこられたことがないにも関わらず、電話での診療相談を
  お求めになられる方がおられますが、診察を前提としないご相談は誤解や
  間違いのモトですので一切お断りしています。


  まだ見たこともないペットさん、飼い主さんとのお話は、具体性を持ち
  ませんので、診療内容でお話出来ることはありません。


  容体が悪いペットさんはもちろんのこと、ご相談のみでも、原則的に
  ご来院頂いておりますので、どうぞご協力の程宜しくお願いします。


ペットについて

Q 子犬・子猫が家に来ました。いつ動物病院に行くのがいい?                        

   

A ペットショップやブリーダーから購入した、譲ってもらった、
 拾った、など、新しいペットがやってくるきっかけはいろいろ
 ありますが、一般的にペットショップ等で生後数ヶ月のワンちゃん
 ネコさんを迎え入れた場合、新しい環境に慣れるよう1週間ほど
 ご自宅で様子を見ます。
 
 ※保護したネコちゃんなどは、ノミなどがついている場合があります
 ので、保護してすぐお連れ頂いて良いかもしれません。

 新しい環境で少し体調を崩す子犬・子猫ちゃんは、この1週間の
 間に調子を崩し、下痢をしたり、吐き戻しをしたり、咳をして
 しまったりといった症状が出ることがありますので、もしその
 ような症状が出たら様子を見ずに、その時点でご来院ご相談下さい。

 何事もなく新しいお家に慣れたようでしたら、1週間〜10日後を目安に
 健康診断と
検便をしておきましょう。

 診察の際、子犬・子猫に必要ないろいろな予防、しつけなどの
 ご説明をいたします。

 新しいペットを譲ってもらったり、拾ったりした場合は、
 ケースバイケースです。いずれの場合も、新しいペットを飼い
 始めることは喜びと不安が入り混じることと思います。

 わからないことや不安なことは遠慮なく獣医師にご相談下さい。




Q ワクチンって本当に必要なの?


A  ひとくちにワクチンと言っても、犬では狂犬病ワクチン、
  混合ワクチン、ネコちゃんでは混合ワクチン、白血病ワクチン
  など、いろいろなワクチンがあります。

  犬の狂犬病ワクチン

  法律で定められているワクチンであり、生後3ヶ月以上の
  ワンちゃんはすべて狂犬病ワクチンを接種し、市町村への
  登録を行います。
  
  狂犬病自体は、日本では「もう存在しない」病気と思われがちです
  が、今もなお世界では狂犬病で年間数万人が亡くなっています。

  また、日本国内でも、自分のワンちゃんが万が一、他の人を咬ん
  でしまった場合など、事故を起こした場合、狂犬病ワクチンを
  打っているか打っていないかで対応やその後に大幅な違いが生じます。
  
  飼い主様のためにも、他人のためにも、そしてワンちゃんご自身の
  ためにも、狂犬病ワクチンは必ず接種しましょう。


  犬の混合ワクチン

  ジステンパーウイルス(神経症状等を引き起こし死亡率が高い)、
  パルボウイルス(嘔吐、下痢、血便、心臓発作等を引き起こし死
  亡率が高い)、アデノウイルス(犬のかぜ症候群、気管支炎や
  肝臓病などを引き起こす)、パラインフルエンザウイルス(犬の
  かぜ症候群を引き起こし伝染力が強い)、コロナウイルス(下痢
  を引き起こしパルボウイルスと一緒に感染すると死亡率が高く
  なる)、レプトスピラ感染症(ばい菌による伝染病、発熱貧血黄疸
  などを引き起こす)などの予防をする「ワンちゃんのための」ワク
  チンです。

  特に免疫力、抵抗力の未熟な子犬にとって、ワクチンは病気から
  命を守るまさしく「命綱」です。

 
  ワクチンで予防できる病気のなかには、最悪の場合亡くなってしまう
  病気もあり、できればきちんと予防できるよう接種してあげたほうが
  良いでしょう。

  また、他のワンちゃんに移る、他のワンちゃんから移る病気も
  ありますので、適切な時期にキチンとワクチンを接種してあげて、
  抵抗力をつけて、お外で大いに遊んでも大丈夫なようにしてあげましょう。



ネコちゃんのワクチン

  (ネコカゼの目の症状のある子猫ちゃん)

  ヘルペスウイルス感染症(クシャミ、鼻水、目ヤニなどのネコカゼ
  を引き起こす)カリシウイルス感染症(ネコカゼや口の中に潰瘍を
  起こす)ネコ汎白血球減少症(ネコパルボウイルス/抵抗力が低下し
  発熱や下痢、食欲消失などから死亡することもある)などを予防
  する混合ワクチンと、ネコ同士のケンカにより移る白血病を防ぐ
  ワクチンがあります。

  ネコちゃんもワンちゃんと同様に、子猫ちゃんは非常に抵抗力が
  幼いため、ウイルスによるカゼなども治療になかなか時間がかかり
  ます。特に、生まれた年のワクチンは非常に重要で、もしカゼの
  ウイルスが移ってしまったとしても、ワクチンを打っておくことに
  より症状は軽くてすむことが多くなります。


  生まれた年は生後2-3ヶ月に2-3回、その後1年に1回のワクチン
  接種となります。


  どの病気の予防が必要か、飼育環境などをお聞きした上で決定します。
  
  副反応に対する速やかな対応が必要になることがありますので、
  午前中の接種をおすすめしています。

  夜間にワクチンの副反応が発症した場合、対応できません。



Q ペットフードと手作り食、どちらがいいの?


A 昔は「家族の食べた残り物で十分元気だった」というようなことも
  よく言われていました。現在は、フード会社の企業努力と品質向上に
  よりペットフードに対する考え方が受け入れられ、また便利さもあり
  かなり普及するようになりました。
 
  その一方で、飼い主様が手間をかけても手作り食を与えてあげたい
  という考え方も徐々に出てきています。


  どのフードが一番良いか?


  この答えは実はありません。

  たしかに、昔のようなフードの与え方の時代は、寿命は短かった
  ですしまだいろいろな病気の診断もできない時代でしたが、
  飼育環境の変化による、アレルギー性皮膚炎のような疾患は、
  今よりも少なかったでしょう。
  
  一方で、ペットフード会社の努力とフードの普及が、ペットの
  長寿化に大きく貢献したのは言うまでもありません。
 
  「ペットにごはんをあげる」ことと「喜んで食べている」ことは、
  飼い主さんにとってもペットにとっても、非常に大きな喜びです。
  恐らく正解は、「犬猫にはこのフードが絶対に正しい」というものは
  存在しない、ということです。

  病気や体質で、その専用の食事にする必要がある場合は別ですが・・・
  健康なワンちゃんネコちゃんであればペットフードでも手作りでも
  大丈夫ですが、手作りの場合いわゆる「要領」があります。

  人間の食べているものをついつい与えてしまったり、
  コロコロとフードの種類を変えてしまってたりして、「美食家」
  「ポッチャリさん」になってしまうワンちゃんネコちゃんも
  おりますので、「良い加減」が大切になります。
   
  食事に関してのご相談も、診察時にお受けしています。

  


病気について

Q 体をさわってたらデキモノが触れますが?


A 人間も同様ですが、動物も皮膚や、皮膚の下などにデキモノやしこり
  が触れることがあります。

  動物の皮膚にできるデキモノやしこりは、
脂の老廃物が貯まった
  だけのもの、脂肪の
かたまり、いわゆる「イボ」、虫刺されや皮膚病など
  からできる舐めこわし、
水風船のような「カプセル」状のものから、
  オッパイのしこり、皮膚の腫瘍
や腫れたリンパ節が触れる、等等
  ひとくちに「デキモノ」といっても本当に
さまざまな場合があります。


  「デキモノ」が悪い腫瘍である場合もありますので、ペットの体に
  なにかしこりのようなものやデキモノが触れたら、たとえ小さい
  ものでも、できれば様子を見ず、迷わずに獣医師にご相談下さい。

  場合により、注射針でデキモノの中身を吸い出して顕微鏡でチェック
  する「細胞診」
を行うことにより、デキモノが何であるかより迅速に診断
  が可能です。




Q 口が臭うのですが?


A 口がにおうペットちゃんの場合、実は「普通このくらいはどの
  動物でもにおう」程度であるものを、飼い主様が気にかけて
  おられることも少なくありません。

  本当に口の中の問題がある場合、それだけで特に食欲には影響
  がないこともあれば、ヨダレが多い、フードを痛そうに食べる、
  噛むときにシャリシャリ音がする、口も痛そうで食欲もない、
  膿の鼻水が出る、眼の下のほっぺたに穴が開いている、など
  いろいろな症状が出ることがあります。

  やはり本当に問題がある場合、歯周病や歯槽膿漏、歯石、
  口内炎などの「口の中の問題」、胃腸や腎臓、肝臓などが悪い場合の
  「内臓からくる口臭」などの可能性があります。

  ワンちゃんでは歯石や歯周病、歯槽膿漏の問題、歯茎のデキモノ、
  ネコちゃんでは歯石や歯周病に加え、免疫異常やウイルス感染、
  腎臓病などが関わる「口内炎」や、頬の粘膜がボッコリ腫れるような
  病気であることもあります。

  歯石除去などでスッキリきれいになる場合や、内科療法で
  口の痛みを管理する方法、または口臭の本当の原因が別のところに
  あり、それを治療する方法など、様々なことが考えられ、診察にて
  判断しておりますので、ご来院ご相談ください。




Q 水を良く飲むのですが?


A 水を良く飲む、という時に、そのワンちゃんネコちゃんが
  「異常なほど水を飲んでいるかどうか」
  という問題があります。
  
  水を良く飲んでいる、という印象があっても、実際量ってみると
  量としてはおかしいほどではないことはよくありますが、
  
  「水をたくさん飲む」ことに加え
  
  「おしっこの量も多い気がする」 

 

  となると、病気であることがあります。

  この状態を「多飲多尿」と言うのですが、多飲多尿を引き起こす
  原因には、腎臓の問題、糖尿病、副腎や脳下垂体などのホルモンの
  異常の問題、子宮蓄膿症や、何らかの感染による発熱、肝臓病、
  そのペットちゃんの性質的な原因など
いろいろな可能性が考えられます。


  水を良く飲むなあ、と感じられたら、ご来院ご相談ください。
  
  その際に、可能であればおしっこを紙コップなどでご持参
  頂けると、尿検査により非常に参考になります。
  (※診察時に採尿することもあります) 

 


Q 目が赤い気がする?


A 目が赤い、というと、いわゆる白目の部分が充血していたり
  するような眼球の問題や、目の周りの皮膚が赤いなどの状態の
  こともあり、診察してみないと判断がしづらいため、「目が赤い」
  と飼い主様が感じられたら、できるだけ早くに受診されることを
  お勧めします。

  白目の部分(強膜あるいは結膜)が赤くなる病気には、ばい菌、
  異物、アレルギーなどが原因となる強膜炎、結膜炎がまずありますが、
  なかには眼球の内側の「ぶどう膜」という部位に炎症が起こり、
  症状が進むと緑内障になってしまう可能性がある「ぶどう膜炎」という
  病気であることがあります。
  (難しくなるのでここではこれ以上の内容は割愛します)


  「ぶどう膜炎」および「急性緑内障」は診察でよく遭遇する急性疾患です。

  ペットちゃんの目の異常は、2-3日経過するだけでまるで症状が
  進んでしまうことも多く、またなるべく早く治療をしてあげる必要が
  ありますので、おかしいと感じたら、できるだけ早くご来院ください。

  眼圧測定器(TONOVET)
  ブドウ膜炎や、緑内障で上昇する目の硬さ「眼圧」を計測します。




  緑内障が進み、左眼が「牛眼」になってしまったワンちゃん
  (ここまで経過すると、内科治療は困難を極めます)





Q 妙に咳をしているようです。



A 咳には大きく分けて咽頭や喉頭といったノドの問題、気管から気管支、
  肺の問題、心臓の問題、そしてウイルスやばい菌などによる感染症の
  問題が考えられます。

  また本来は生体の防衛反応であり、アレルギーも絡み症状が悪化している
  ことも多々あるため、咳がどのような原因でどのくらいペットに負担に
  なっているかをつかむことが、診断と治療には非常に重要です。

  ゴホゴホ咳かカーカーの咳か、ガチョウのような咳か、犬か猫か、
  若令か成犬猫か老犬猫か、一日何回くらいなのか、午前が多いか
  夜が多いか、いつからなのか、フードを食べた後や水を飲んだ後に
  咳をしていないか、口をあけて呼吸をしていないかなど、経過も症状も
  多様で、診察と身体検査が非常に重要です。
  (余談ですが、特に猫の場合、一見「嘔吐・吐出」と「咳」の症状が
  非常に似ている場合があります。)

  問題ない程度の咳なのかどうかは診察をすればだいたいわかりますが、
  問題のある咳の場合は詳しく状態をつかんでおくことが大切ですので、
  よく咳をするなと感じられたら、ペットちゃんがどのような咳なのか
  デジカメなどの動画で見せて頂けると大変参考になります。

  また、子犬に関しては、「ほかのワンちゃんに移る咳」の場合がありますので、
  診察前にお電話頂けると非常に助かります。

 


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